開邦高校に中学部検討 3年後にも難関大進学増狙う


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 県教育庁が南風原町の県立開邦高校に中学部の設置を検討していることが11日、分かった。同日行われた県立学校校長研修会で、諸見里明県教育長が明らかにした。東京大学など難関大学への進学者を増やす狙いがある。諸見里教育長は取材に対し「開邦高校への打診はすでにしている。早ければ3年後の開校を目指す」と話した。

 正式名称や開校年度、校区などは未定。中学と高校が両方とも県立の「併設校」は、与勝緑が丘中学校・与勝高校に次いで県内2例目。
 諸見里教育長は「全体的な学力底上げと同様、学力のある子をさらに伸ばすことも大切だ」と述べた。研修会では、県内の県立高校卒業者の難関大学進学率が、卒業者数が同規模の九州の他県と比較して約10分の1という現状も紹介された。