経済

「島豚」スローフード食材に登録 国内で31品目

「シマウヮー」のスローフード食材登録報告書を受け取る高田勝氏(左)=24日、東京都千代田区

 【東京】農業生産法人、今帰仁アグー(今帰仁村)の高田勝代表が飼育する「シマウヮー(島豚)」がスローフードの食材・食品のリスト「味の箱船(Ark)」に登録された。

24日、東京都千代田区で開かれた登録報告会で、スローフードArkプロジェクト日本の黒川陽子代表が高田代表に登録報告書を贈呈した。
 高田代表は、ブランド豚アグーよりも沖縄在来種の特徴が強いシマウヮーを、月産25~30頭出荷している。
 味の箱船登録のために遺伝子組み換えトウモロコシの飼料をやめ、米などの自家製飼料を使う。肉質は筋繊維が細いため、かみ切りやすく赤身にうま味が濃いという。
 会見で高田代表は「沖縄在来豚の伝統を残しているシマウヮーが絶滅しないために取り組んでいる。ブランド豚アグーとは違う、本来の遺伝子を残していきたい」と話した。
 「味の箱船」は北イタリアが発祥のスローフード協会が、各地の固有の食材を守ろうと登録制度を始めた。おいしく、長い年月その土地に存在した“種”であり、消滅の危機にひんしていることなど5条件を満たした食材が登録される。日本では「シマウヮー」が31品目。
 今帰仁アグーはことし5月、政府が農作物や伝統、景観を生かした地域活性化の成功事例とする「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」にも選ばれている。



琉球新報