沖縄本島バス「オキカ」来月導入 モノレールと併用


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県内バスでも利用が始まるIC乗車券の読み取り機

 沖縄本島の路線バス4社は、沖縄都市モノレールが導入しているIC乗車券「OKICA(オキカ)」を4月下旬に導入する方向で準備を進めている。カード1枚でモノレールとバスが利用可能となり、利便性が向上する。一方、バス回数券の販売は終了する。購入済みの回数券は販売終了後も一定期間、利用できるが、その有効期間は調整中で、利用者への周知が必要となっている。

 琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの4社がオキカ導入を準備している。一部の車両では既に読み取り用の専用機械を設置している。
 一方、現在のバス回数券(15%割引)はオキカの導入に伴い廃止する予定で、県バス協会は現在の回数券がいつまで利用できるかについて「これから決めたい」と話す。4社は回数券に代わり、オキカ利用者へのポイントサービス付与を検討している。
 沖縄都市モノレールも昨年10月のオキカ導入で従来の回数券を廃止し、新サービスを導入している。(古堅一樹)