作家の太宰治(1909~48年)が20代のころ、芥川賞選考委員だった作家の佐藤春夫(1892~1964年)に宛てた手紙3通が見つかったことが7日、分かった。うち1通は芥川賞を切望する内容で「第二回の芥川賞は、私に下さいまするやう、伏して懇願申しあげます。(略)佐藤さん、私を忘れないで下さい」と、受賞がかなわない不安や焦りを記している。
見つかった3通は、35年から翌年にかけて送られたもの。実践女子大の河野龍也准教授が、佐藤の遺族が保管する資料を整理するうちに発見した。
(共同通信)
作家の太宰治(1909~48年)が20代のころ、芥川賞選考委員だった作家の佐藤春夫(1892~1964年)に宛てた手紙3通が見つかったことが7日、分かった。うち1通は芥川賞を切望する内容で「第二回の芥川賞は、私に下さいまするやう、伏して懇願申しあげます。(略)佐藤さん、私を忘れないで下さい」と、受賞がかなわない不安や焦りを記している。
見つかった3通は、35年から翌年にかけて送られたもの。実践女子大の河野龍也准教授が、佐藤の遺族が保管する資料を整理するうちに発見した。
(共同通信)