泡盛 (あわもり)


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 硬質の原料米を洗い、蒸し、黒麹菌をまぜ込んで麹箱に移し、醗酵、熟成させ、蒸留した酒。16世紀以前、琉球が海外交易を盛んに行っていた時代に、タイからラオロン酒と南蛮酒がめが読谷の長浜港経由で入り、製造技術も入来。名前の由来は二説あり、約50センチの高さから酒を碗に注ぎ、泡の盛り方で度数を判断したことによるという説と、当初、粟を原料としたことから、粟盛が転じて泡盛となったという説。県酒造組合連合会は11月1日を泡盛の日としている。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)