遺骨収集 (いこつしゅうしゅう)


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 県によると、沖縄戦戦没者の遺骨数は推計で18万8136柱に上り、うち1997年3月までに18万2810柱が収集された。毎年、厚生省が埋没壕を発掘・収集して、県、宗教団体、県内外の遺族らは地表面で実施している。終戦後すぐ各地の住民の手で収骨作業が始まり、南部戦跡で最初に納骨、建立されたのが糸満市米須の「魂魄の塔」。56年からは日本政府が予算を措置した。その前年までに13万5023柱が収骨された。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)