爪形文土器 (つめがたもんどき)


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 口縁部から底部まで爪形圧痕を残す土器。普通、縄文草創期(沖縄前I期相当)のものをさす。北海道を除く広い地域に分布。深鉢形、尖底。沖縄では指頭押圧文の後に真正の爪や篦(へら)状工具を使用した意識的文様になる。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)