ハイドゥナン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 苛酷な人頭税の歴史をもつ日本列島の最西南端の島々には、さらに最果ての島を幻想する伝承がある。人々ははるか南に仙人の住む極楽浄土を思い描き、自分の住む島を抜け出た。与那国島ではその地をハイドゥナン(南の与那国島)と呼んでいる。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)