苛酷な人頭税の歴史をもつ日本列島の最西南端の島々には、さらに最果ての島を幻想する伝承がある。人々ははるか南に仙人の住む極楽浄土を思い描き、自分の住む島を抜け出た。与那国島ではその地をハイドゥナン(南の与那国島)と呼んでいる。
ハイドゥナン
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琉球新報社
苛酷な人頭税の歴史をもつ日本列島の最西南端の島々には、さらに最果ての島を幻想する伝承がある。人々ははるか南に仙人の住む極楽浄土を思い描き、自分の住む島を抜け出た。与那国島ではその地をハイドゥナン(南の与那国島)と呼んでいる。