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県水泳界に期待の星 NB沖縄の3選手 記録連発、五輪見据え闘志

競泳の県記録や県学童記録を更新している(左から)大見碧士君、下里真之介君、川上雄介さん=9日、南風原町津嘉山のNB沖縄

 【南風原】複合型運動施設のNB沖縄(南風原町、照屋昇社長)に通う競泳3選手が県学童記録や県記録を更新し、めきめきと力を伸ばしている。下里真之介君(12)=沖縄市、比屋根小6年、大見碧士(あおと)君(12)=南風原町、津嘉山小6年、川上雄介さん(16)=沖縄市、コザ高1年=の3選手。2020年の東京五輪を見据え「NB沖縄で仲間やコーチと水泳に熱中できることが何よりも楽しい」と口をそろえる。

 今月の九州カップ大会で、下里君が平泳ぎ50メートルで県学童新と大会新、川上さんは背泳ぎ200メートルで県新を樹立。大見君は1月の春季室内年齢別選手権大会のバタフライ50メートルで県学童新を記録した。3人は他種目でも新記録を打ち立てている。
 それぞれ、3歳から5歳までに水泳を始めた。下里君は163センチ、58キロと体格に恵まれ、50メートルプールで競技を行う長水路の6種目でも県学童新を出している。大見君は中耳炎を患いながらも、5歳から水泳を継続。今ではほとんど影響がないほど克服した。川上さんは兄貴的存在でチームをまとめている。
 力を伸ばしている背景には同施設で指導する小波津明コーチ(54)の存在がある。スピード、体力、フォームなど、何を上達させるための練習かをはっきり伝え、各選手が意識して取り組めるよう指導している。
 練習は週6日の2時間。日々5千メートルほどを泳ぐハードな内容だ。小波津コーチは「私が現役のころ、何を目的にどの部分を鍛えるのか分からないままにきつい練習をこなしていて、つらい気持ちしかなかった。目的を伝え、楽しみながら上達させることが大切だ」と語る。
 下里君と大見君は3月開催のJOCジュニアオリンピックカップで種目別50メートル、100メートルの2冠獲得を狙う。「平泳ぎの優勝と日本学童新記録の樹立を目指す」(下里君)、「バタフライで優勝したい」(大見君)。川上さんは「全国高校総体や国体出場が目標」と闘志を燃やした。
 下里君は14日に琉球朝日放送で放送された「ビートたけしのスポーツ大将」に出演した。



琉球新報