豊漁願いタマンみこし うるま平安座島サングヮチャー


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
タマンのみこしを掲げ、島全体の繁栄などを願う参加者ら=10日、うるま市の平安座島 

 【平安座島=うるま】旧暦3月3日に当たる9日から3日間、豊漁や海の安全などを祈願する行事「サングヮチャー」が、うるま市与那城の平安座島で行われている。中日(ナカヌヒー)となった10日、海の安全と豊漁、島民の健康を祈願する行事「トゥダヌイユー」と「ナンザモーイ(ナンザ拝み)」が行われた。

 島の神聖な広場「ちょうの浜」で神人(かみんちゅ)らがタマン(和名・ハマフエフキ)をノロにささげる歌を歌い、女性が銛(もり)でタマンを突き刺した。女性が銛で突いた「トゥダヌイユ」を担いで踊ると、現場に集まった住民や見物人らが一斉にカメラのシャッターを押した。
 「ナンザモーイ」では、「大漁豊祝」の旗頭を先頭に、島の中学生らが手作りのタマンのみこしを担ぎ、沖合約700メートル先の岩の島ナンザまで行進。松田富雄平安座自治会長らが浜に上がり、ニライカナイの方向に大漁などを祈願した。
英文へ→Residents wish for safe navigation and a good season’s fishing at Sanguwacha in Uruma