熱闘30分 西が勝利 那覇大綱挽


この記事を書いた人 新里 哲
世界最大級の大綱を参加者が一体となって引き合った那覇大綱挽=9日午後4時33分ごろ、那覇市久茂地の国道58号(又吉康秀撮影)

 第46回那覇大綱挽(同保存会主催)が9日、那覇市の国道58号久茂地交差点で行われ、27万5千人(主催者発表)の観客が詰め掛けた。30分の制限時間を使い切り、最後まで拮抗(きっこう)した勝負は西が優勢勝ちを収めた。これで通算成績は東西が肩を並べ、14勝14敗15引き分けとなった。

 ギネスブックで世界一の大綱と認定されている長さ200メートル、重さ約43トンの大綱を1万5千人が力を合わせて引き合った。今年は那覇市政95周年で、10・10空襲から72年の年。今月末には「第6回世界のウチナーンチュ大会」も開催されるとあって、国内外の観光客だけでなく、大会への参加目的で来沖している県系人も多く訪れた。

英文へ→World’s most tremendous Great Tug of War in Naha