ノグチゲラ、命育む きょうから愛鳥週間 


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交代で雛に餌を運ぶノグチゲラ=9日午前、国頭村(諸見里真利撮影)

 【国頭】10日から、野鳥を通して自然保護の大切さを伝える愛鳥週間が始まった。

 9日早朝、国頭村で国の特別天然記念物に指定されているノグチゲラのつがいが幼虫や木の実などの餌を巣に運び、子育てする姿が見られた。頭が赤褐色で美しい雄と黒褐色の雌が交互に巣穴を行き来し、懸命に新たな命を育んでいた。時折、餌をねだるヒナの鳴き声が森に響いた。

 ノグチゲラは種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定されている。愛鳥週間中は県庁やモノレール県庁前駅などで2016年度愛鳥週間ポスターコンクール展があるほか、県内各地で関連イベントが実施される。愛鳥週間は16日まで。