<金口木舌>ドジャース復活予言したスター

 かつて「必ず死ぬ」と恐れられたエイズ。コンドームを使用することや注射器を使い回さないなど、きちんと予防策を講じればほとんど感染しないとされる

▼医療の進歩でエイズウイルス(HIV)に感染しても発症前に治療を開始すれば健康な人と変わらぬ生活を送れるようになった。だが内閣府の世論調査で52%の人がエイズを「死に至る病」と答えるなど、いまだに誤解が根強い
▼NBAの伝説的ポイントガード、マジック・ジョンソン氏が感染を告白し引退したのが1991年。著名人のHIV感染に、死期が近いのでは、と感じた人も多かったのでは
▼しかしジョンソン氏は引退後、エイズ関連の啓発活動に取り組むと同時にビジネスマンとして成功。投資グループの一員として、2012年に当時低迷していたMLBのロサンゼルス・ドジャースを買収し「いつかドジャースをスポーツ紙の1面を飾る球団に戻す」とコメントした
▼沖縄生まれのデーブ・ロバーツ監督率いるドジャースは17、18年に2年連続でワールドシリーズに進出。スポーツ紙の1面を飾る球団に戻った。ジョンソン氏の言葉通りになった
▼「原因不明で治療法がない」「特定の人だけがかかる」など、誤った認識のせいで治療が遅れたり、感染者を差別したりすることがあってはならない。今日は「世界エイズデー」。エイズについて考えてみたい。



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