プロ野球キャンプシーズン。見学に行きました。
「目指せ優勝」。チームの目標は一つ。プロキャンプは、普段は直接には見られない選手の姿や、OBとなったスター選手を間近で見る楽しみがあります。グラウンドの選手の背番号で、活躍中の選手をチェックしてワクワク。野球少年は目を輝かせ、憧れの選手を囲んでいます。
プロ野球キャンプは、年間143試合を戦い抜くための戦術の確認、細かい技術の反復練習、筋トレ、持久力アップを目的としていると聞きました。
野球は小学生から大人まで幅広い年代に人気があります。大会はチームのレベルに応じて、学生、地域、職域、クラブチーム、プロ野球、世界大会、女子プロリーグもあります。どの大会でもルールは同じですが、内容の質が違います。
「基本は同じ」ということでいえば、私たち社労士の仕事も、企業の規模にかかわらず会社の運営をスムーズに行うためのルールづくりをお手伝いしています。基本は「法令違反にならずに、働く人も組織も、力を発揮する」こと。
最近は、行政機関からの指導に対応できるよう企業から「立派なものを作成してほしい」と依頼があります。しかしルールが厳しく、完璧であればいい結果が出るというものではありません。
みんなで楽しむ草野球のルールは甘く、少々のミスは見逃してもらえます。プロチームは、選手一人ひとりの真剣プレーがチームの成績を左右します。
ビジネスでもいい仕事をするためには、ルールも大切ですが、メンバーが自主トレをしたり、技術力アップの努力をする企業風土が必要です。
経営者に聞いてみました。「目指しているのは草野球チームですか、プロチームですか」。答えは「大リーグです」、でした。
(青山喜佐子、オフィスあるふぁ代表)