コラム「南風」 大恩ある豊中市との交流


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 新年度がスタートしましたが、私はフリーランスの立場でコザの街づくりや観光について話したいと思います。
 今回紹介するのは豊中市との民間交流です。沖縄市は現在、大阪府豊中市が兄弟都市で愛知県東海市、山形県米沢市、米国レイクウッド市が姉妹都市、東京都町田市と岩手県釜石市が都市間の行政上での交流を行っていますが、その中でも一番古いのが豊中市です。

 旧コザ市時代から復帰前の遅れている行政手法を学ぶため、豊中市に100人余のコザ市職員を受け入れてもらった「豊中学校」から始まり、豊中市庁舎にはシーサー像を贈り、沖縄市庁舎には壁画が贈られ展示しています。来年11月に兄弟都市締結40周年を迎えるのですが、姉妹都市ならぬ『兄弟都市』であるのは沖縄の「いちゃりばちょーでー」という言葉に由来しているといわれています。
 また豊中市の真夏のイベント「豊中まつり」は、メーンステージが沖縄音舞台。「ここは沖縄?」と思わせるように沖縄そばやオリオンビールを販売する店が連なります。昨年はコザ発祥のAランチもデビューし、ステージでもエイサーや民謡ステージが目白押し。まつりのフィナーレではカチャーシーを30分も行う熱気のあるイベントです。
 まつり運営とコミュニティカフェ「CoCoKara」を運営する「ラブとよネット」さんは、民間交流も積極的に行っています。交流イベント「コザnight」ではチャンパクのクロージングや「豊中ナイト」を行いましたが、同イベントに出演した豊中市職員の三上亜弥さんが、14日(日)に中央パークアベニューで開催する第5回コザ・てるりん祭に出演することになりました。三上さんの応援団も来る予定です。交流イベントも企画しているので、興味のある方はぜひご参加を。
(喜納高宏(きなたかひろ)、チャンパク実行委員 タレント)