琉球新報社 前回、美肌の作り方について「清潔」「活力」「保護」という３つのポイントを話したが、今回は実際に日々のホームケアでどう取り入れていけば良いかについて。
３つのポイントの中で一番重要なのは「清潔」。ホームケアとしては、クレンジングや洗顔で、肌の汚れを落とし清潔に保つ事だが、肌に汚れが残っていると、新陳代謝が鈍り、くすみや老化を早め、肌トラブルが起きる。汚れはその日のうちに取り去ることがとても大切だ。化粧を落とさず寝るのはもっての外で、１日落とさないだけで３カ月老けるとも。
基礎化粧品を買う時、高価な美容液やクリームを選びがちだが、どんなに高価な化粧品を使っても、肌の汚れを落とせていないと肌の奥まで浸透せず効果が期待できない。基礎化粧品の中で、まずお金をかけるべきものは、クレンジングや洗顔料と言っても過言ではない。しかし、ただ汚れがきれいに落ちればいいという訳でもなく、自分の肌に合ったものを選ばなければならない。例えば、ブラシ洗顔等は汚れはきれいに落ちるが、肌の弱い方は肌を傷つけてしまう恐れがあるので向かない。自分の肌タイプを理解した上で、正しく使う事がとても大切だ。
しっかり肌の汚れが落とせたら、肌に活力を与える。ホームケアでは、簡単に洗い流せるパックやマッサージ。そして、最後に「保護」＝足りない油分や水分を補う事。ホームケアでは、化粧水やクリーム等を使うステップだ。水分は蒸発するので、水分を閉じ込めるために油分が必要で、ふたをする役割のある油分が、クリームや乳液に当たる。
このように、美肌を作る秘訣（ひけつ）は日々のホームケアにかかっている。美は一日にしてならず―。毎日簡単なケアをしっかり行えば、誰でも美肌を手に入れることができる。要は、肌を知り、続ける事が大切なのだ。
（山川杉乃、うみない美代表）
