コラム「南風」 アベニューで夏祭り


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 コザの街づくりについて書いてきた最後の記事は、中央パークアベニューの紹介です。
 コザの街では来月「キジムナーフェスタ2013」を開催しますが、今回はアベニューがメインストリートとなります。同商店街ではパフォーマーや客を取り込もうと「商店街機能強化事業」を実施することになりました。

 商店街では今までイベントに連動して誘客する取り組みが希薄でしたが、今回は「儲(もう)ける!」をテーマにした「中央パークアベニュー×キジムナーフェスタハッピースマイル夏祭り」を開催します。
 各店主が共通認識で取り組む体制をつくろうと、毎週開催中の企画会議では「儲けたい!」という声まで出てきて、アベニューを6班に分け、各スポットにテラスやパフォーマンス・エリアを設けて誘客します。
 今回の共通テーマ「ポーポー」を販売し、客とのコミュニケーションを図りながら商品を販売していこうとの試みです。アベニューでは物販の販促事業(福引セール等)は20年ほど行われていませんでしたが、今回は飲食はもちろん物販販売を積極的に行います。多言語対応のチラシやポスター、ホームページ等を制作し、最終日の28日(日)は、アベニューにて同フェスタのクロージングパーティーを開くする予定です。
 さまざまなステージプログラムを見ながら、各国のパフォーマーと地元客が交流して楽しめる内容を企画中です。ボランティアも大募集中。魅力と活気あふれるアベニューに、皆さんぜひ足を運んでください。
 今年1月から連載させていただいたコラムも、早いもので今日が最終回になりました。毎回拙(つたな)い文章を校正していただいた琉球新報の皆さんと、読んでいただいた読者に感謝し、これからもコザの街の応援をよろしく願いします。
(喜納高宏(きなたかひろ)、チャンパク実行委員 タレント)