コラム「南風」 友人の来沖


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 先日、友人夫妻が沖縄に遊びに来ました。中学から同じ学校で過ごし、結婚式でスピーチをしたほどの仲なので、予定を考えるのにも自然と気合が入ります。

 初日は夕方に着いたので、那覇で沖縄料理を堪能してもらうことにしました。友人にとっては久しぶりの大将との再会。三線を聞かせていただきながら、泡盛を片手にソーミンチャンプルーを食べ、ゆっくりと夜が更けていきました。
 2日目は、晴天のなか中部をめぐり、美ら海水族館、備瀬のフクギ並木に寄って今帰仁村へ。道中、最近の雇用情勢の話についつい熱が入ってしまいます。
 一休みした後、夕食は今帰仁アグーを食べられるお店へ。そこで知り合いの先生方と合流しました。お一人の先生は、その日偶然にも同じお店で模合があるとのことで、模合仲間の方々ともテーブルを囲んで御一緒することができました。
 話題は、健康づくりから街づくりに及び、中でも「ぬーんねんしが」今帰仁村の魅力について話が盛り上がりました。そして話はいつしか国境を超え、ワシントンの桜に倣い「パリのセーヌ川岸に桜を植え花見をしよう」プロジェクトが発足しました。
 仕事でもそうですが、モチベーションの高い方々のお話を聞くと自分自身も刺激を受けます。ついつい真夜中近くまで話し込んでしまいましたが、沖縄に来て人の輪がつながっていく楽しさを実感します。
 3日目は、昼の便で発(た)つ彼らを送り一気に空港へ。「夏までにまた来たい」との言葉を残し帰っていきました。沖縄にいると友人が多く来てくれるので、アテンド役もだいぶ板についてきたような気がします。
 その後、友人からお礼のメールがあったのもつかの間、別の友人から「6月に沖縄に行きたいが空いているか」とのメールが。
 もちろん大歓迎です!
(國代尚章、沖縄労働局職業安定部長)