札幌市が目指す2030年の冬季五輪・パラリンピック招致をテーマにした公開討論会が3日、開かれた。秋元克広市長は講演で「世界中に札幌ブランドを発信できる機会。50年先、100年先を見据え、街をどのように成熟させていくかを考えるきっかけになる」と訴えた。来場者からは壇上に向け「五輪反対」などの厳しい声も投げかけられた。
討論会は北海道新聞社が主催。「五輪が開催されれば札幌はどう変わるか」などをテーマに、市長ら5人のパネリストが意見を述べた。
フリースタイルスキー女子モーグル元日本代表の伊藤みきさんは「アスリートにとり自国開催はありがたい。暖かい応援がもらえる」と訴えた。