中国地方の投資、36・1%増 23年度計画、伸び幅最大に


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 日本政策投資銀行中国支店が4日発表した中国地方5県の2023年度の設備投資計画は、全産業で前年度実績比36・1%増の6717億円となる見通しとなった。担当者は「中国地域は自動車や鉄鋼など製造業が占める割合が大きく(平成元年度に当たる)1989年度以降で最大の伸び幅につながった」とした。

 製造業は39・4%増で、自動車など輸送用機械や鉄鋼がけん引すると見込んだ。非製造業は27・6%増とし、再生エネルギー関連の投資がある電力・ガスで大幅な増加を見込む。脱炭素化に向けた省エネ設備や、半導体関連の投資も引き続き積極的に実行されている。