【ローマ共同】ギリシャ北部で大規模な山火事が数日前から続き、消防当局は22日、18人の焼死体が見つかったと明らかにした。同国メディアが報じた。
隣国トルコとの国境地帯で、中東やアジアから西欧を目指す移民のルートになっている。消防当局は「行方不明の住民の情報がないことから、不法入国者とみて調べている」とし、死者は移民との見方を示した。ほかに犠牲者がいないか捜索を進めている。
ギリシャでは乾燥した空気や強風の影響も相まって各地で山火事が相次いでいる。7月にはエーゲ海にあるロードス島で火災が広がり、観光客ら約2万人が避難を余儀なくされた。