【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は22日、ティメルマンス上級副委員長がオランダの次期首相を目指し、11月の同国下院選に出馬するため辞表を提出したと発表した。欧州委で低炭素社会に移行するための「欧州グリーンディール政策」を担当しており、EUは環境政策の司令塔を失うことになった。
下院選で連携する野党の労働党とグリーン・レフトによる左派勢力が22日、ティメルマンス氏を筆頭候補に選んだ。
ティメルマンス氏は労働党出身で2012年からオランダ外相、14年から欧州委第1副委員長、19年から上級副委員長を務めていた。