薬草を活用した町おこしの魅力を語り合う「全国薬草シンポジウム」が岐阜県飛騨市で2日始まり、60以上の自治体や民間団体が参加した。薬草を使った商品を各地から集めたマルシェ(即売展)も開かれ、参加者たちは自然由来の資源を生かした地域ビジネスの可能性を探る。3日まで。
飛騨市では自生する245種類の薬草が確認され、住民自ら摘み取って生活習慣病の改善に取り組む。
同市によると、商品開発も盛んで、動脈硬化の予防に役立つといわれるメナモミを使った菓子やパンのほか、各種野草をブレンドしたお茶やクラフトビール、ヨモギの入浴パックまで45種類を数え、取扱業者は21カ所に増加している。