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オスプレイ墜落事故、発見の人影は5人か 機体らしき部分とともに海中で確認


オスプレイ墜落事故、発見の人影は5人か 機体らしき部分とともに海中で確認 鹿児島県・屋久島の安房港で、漁船に荷物を積み込む米軍関係者=2日午前8時40分
この記事を書いた人 Avatar photo 與那嶺 松一郎

 鹿児島県・屋久島沖の米軍オスプレイ墜落事故の捜索活動で、機体の主要部分らしきものが見つかったことが4日、関係者への取材で分かった。周辺に複数の人影が見えるとの情報もあり、海上保安庁や自衛隊などが確認を急いでいる。

 捜索活動で見つかった人影は5人とみられることが関係者への取材で分かった。ダイバーが機体らしきものとともに海中で確認したという。

 米軍は、行方不明者7人の救難活動のために原子力空母カール・ビンソンを投入。海上保安庁の巡視船、自衛隊の護衛艦や掃海艇が展開し、航空機も加えた異例の規模での24時間態勢の捜索が続いていた。

 4日午前6時半ごろ、同島沖合には自衛隊の掃海艇など3隻が集まっているのが見えた。海保のヘリも周辺を飛んだ。午前9時前には米軍も事故現場付近の安房港からゴムボートを出し、捜索に加わった。

 11月29日の墜落直後から、屋久島沖では多くの残骸が見つかった。数mの物もあり、機体は大破した可能性がある。米軍は日米地位協定に基づき、海保などが回収した残骸を引き取っている。4日午前11時ごろ、米軍は町内の倉庫から回収された残骸とみられる物をブルーシートで梱包し、トラックの荷台に載せて屋久島空港に運んだ。

(共同通信)