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アーティスティックスイミング日本2位 決勝へ 世界水泳第7日


アーティスティックスイミング日本2位 決勝へ 世界水泳第7日 チームFR予選 演技する日本=ドーハ
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 【ドーハ共同】水泳の世界選手権第7日は8日、ドーハで行われ、アーティスティックスイミング(AS)のチーム・フリールーティン(FR)予選で日本(比嘉、木島、小林、佐藤、和田、柳沢、安永、吉田)は319・4124点の2位となり、9日の決勝に進んだ。女子3メートル板飛び込み予選は三上紗也可(日体大)が7位、榎本遼香(栃木トヨタ)が14位となり、ともに18人で争う9日の準決勝へ進んだ。榎本は12人による決勝に進めば、この種目で三上に続いて2人目のパリ五輪代表に事実上決まる。

再挑戦のリフト技成功

 ASのチームでパリ五輪出場枠を争う日本は、最後のFRで予選を危なげなく通過した。大減点につながる「ベースマーク(最低評価)」を一つも受けずに「チェス」をテーマとする演目を泳ぎ切り、2位で決勝へ。中島ヘッドコーチは「大きなミスなくできた」と淡々と話した。

 4日のアクロバティックルーティン(AR)では申告通りと認められずに大きく減点されたリフト技に再び挑んだ。この日は持ち上げられる役の柳沢がしっかりとポーズをとり、点を稼いだ。柳沢は「不安や緊張も大きかったが、土台のみんなを信じてできた」と、ほっとした様子だった。

 五輪切符の行方が決まる決勝は、予選と同じ構成で臨む。吉田は「一番いい演技をすれば結果は付いてくる。できる準備をしてメダルと出場枠を取りたい」と勝負の舞台を見据えた。


ぎっくり腰影響 三上は大技回避 3メートル板飛び込み

 女子3メートル板飛び込みの三上は3日朝にぎっくり腰になったため、予選は大技5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)を回避。ひねりを1回減らした技を用いて7位で通過した。三上は「良くなってきている。準決勝からは5154Bを使って、上を目指していけると思う」と明るい表情だった。

 腰痛の影響で調整は万全ではないが、落ち込んだ様子はない。安田コーチは「また成長した。最低でもメダルを取って帰りたい」と話した。

(共同通信)