巨人の新旧エース、戸郷と菅野が19日、那覇キャンプのシート打撃に登板し、打者相手に初めて投球した。投手それぞれが6人程度の打者に投げる中、開幕投手に決まっている戸郷は1安打3奪三振。当初予定の17日から登板を遅らせていたことを明らかにし「ほっとしたのは事実。マウンドに立った時には不安は消えた」と表情を緩めた。
17日の登板を見送った理由は、練習で「自分の思っているものを出せていなかった」からだという。今回は直球で空振り三振を奪った一方、質に納得できなかった球もあり「まだ未完成の部分が多い。もう少し実戦の中でやっていけたら」と語った。
菅野は3安打を許した。重視してきたスライダーがいまひとつで、自己評価は「60点くらい」。杉内投手チーフコーチは「十分。これから精度を上げていくんでしょう」と信頼を口にした。
(共同通信)