チームの顔が打線をけん引した。ソフトバンクは4番山川が先制の6号ソロ、柳田に2試合連続本塁打となる3号ソロが飛び出すなど、今季最多の14安打で8得点と快勝。約2年ぶりの7連勝に小久保監督は「主軸がどっしりしているおかげで、周りの選手も生きている」と目を細めた。
0―0の二回、先頭の山川がポンセの甘く入ったカットボールを仕留めた。中越えへリーグ単独トップとなるアーチを描き「完璧に捉えることができた」。この回一挙3得点の火付け役となる。
3―0で迎えた五回、今度は前日29日に逆転サヨナラ3ランを放った3番柳田。初球の浮いたチェンジアップを右翼席へ。「いいスイングができた」との一打で、ポンセの集中力を打ち砕いた。その後も三森の2点二塁打など、5点を奪って試合を決めた。
開幕から4月を終え、貯金を12も積み重ねた。小久保監督は要因を「投手陣の踏ん張りと主力野手の活躍」と語る。投打がかみ合い首位をひた走るチームの勢いは、どこまで続くか。
ソフトバンク―楽天4回戦(ソフトバンク3勝1敗、18時、みずほペイペイドーム、40142人)
楽天
000 000 000 │0
030 050 00×│8
ソフトバンク
▽勝 有原5試合3勝2敗
▽敗 ポンセ5試合2勝2敗
▽本塁打 山川6号(1)(ポンセ)柳田3号(1)(ポンセ)
▽二塁打 川村、三森
▽犠飛 栗原、甲斐
▽盗塁 三森(1)
▽失策 小郷、浅村、甲斐
▽試合時間 2時間37分
【評】ソフトバンクが今季最多14安打で7連勝。二回に山川の6号ソロなどで3点を先制し、五回は柳田の3号ソロや三森の2点二塁打で5点を加えた。有原が8回4安打無失点の好投で3勝目。楽天はポンセが5回8失点と打ち込まれた。
(共同通信)