宮城、好投報われず
オリックスは宮城が8回1失点と好投したが、打線の援護を得られずに3敗目を喫した。
同学年の佐々木との投げ合いで気迫をみなぎらせ、自己最速の155キロをマーク。自己最多に並ぶ13三振を奪った。しかし五回は四球の走者を荻野の二塁打でかえされ、防御率1・41でも負け数先行となった。「向こうの方が一枚、二枚上。実力があれば、無失点でいけた」と悔やんだ。打線は2試合連続の零敗。好調な打撃でつながりを生んでいた福田が上半身のコンディション不良で欠場しており、波に乗れない状況に、中嶋監督は「我慢の時は必ずある」と唇をかんだ。
オリックス―ロッテ4回戦(ロッテ3勝1敗、18時、ほっともっとフィールド神戸、32582人)
ロッテ
000 010 000│1
000 000 000│0
オリックス
▽勝 佐々木5試合3勝1敗
▽S 益田5試合1敗2S
▽敗 宮城5試合2勝3敗
▽二塁打 森、岡、荻野
▽犠打 茶谷、岡
▽盗塁 宗(1)渡部(2)
▽与死球 佐々木(野口)
▽試合時間 2時間53分
【評】ロッテは佐々木が7回で今季最多10三振を奪い、無失点で3勝目を挙げた。0―0の五回に荻野の左中間への適時二塁打で挙げた1点を救援陣とともに守った。オリックスは宮城が8回13奪三振と好投したが、打線が援護できなかった。
吉井監督(7回無失点と好投した佐々木に)「調子が上がってきた感じはある。しっかり脚が使えるようになってきたように見える」
(共同通信)