東浜、3度目西武戦2勝目
ソフトバンクの東浜は、早くも今季3度目の西武戦で相手打者に対応されながらも粘った。5回無失点で2勝目を挙げ「走者を出しながらではあったが、勝っている状況で中継ぎにバトンを渡せた」と息をついた。
三回以外は毎回の出塁を許す苦しい展開だった。2―0の四回は安打と2四球で2死満塁を背負い、長谷川を得意のシンカーで三ゴロに打ち取った。六回以降は救援4投手の無失点リレー。「もう少し長いイニングを投げなければいけなかった」と反省も忘れなかった。
山川(一回に4試合ぶりの安打となる先制二塁打でリーグ最多の30打点)「僕が打てば、こういう試合になることは多くなると思う」
柳田3安打3打点 一発に2点適時打
目を覚ました。直近3試合で12打数無安打7三振だったソフトバンクの柳田が一発を含む3安打3打点。眠っていた間に首位のチームは3連敗を喫していたとあって「何とかまず1試合、取りたい気持ちだけだった」と勝利をかみしめた。
1―0の四回は先頭で厳しい内角速球を豪快に振り抜く。「完璧」と高々と上がった打球は切れずに右翼ポール際の中段席へ。七回の1死満塁では一転して軽打。低めの変化球を巧みにすくい上げて2点をもたらした。
4月30日に2試合連続本塁打を放ってからは4番の山川とともに不発だった。厳しいマークに遭っていると擁護していた小久保監督は「みんな(報道陣)が主力が打たん、って言ったから怒ったんじゃないですか」とほっとした様子。「こどもの日」にプロの力を存分に示した主砲は「ぜひ野球を始めて、西武かソフトバンクに入ってください」と上機嫌だった。
西武―ソフトバンク9回戦(ソフトバンク7勝2敗、13時、ベルーナドーム、27528人)
ソフトバンク
100 100 200|4
000 000 000|0
西武
▽勝 東浜5試合2勝
▽敗 隅田6試合2勝2敗
▽本塁打 柳田4号(1)(隅田)
▽二塁打 山川、近藤、甲斐
▽盗塁 周東(12)源田(2)若林(2)
▽試合時間 3時間25分
【評】ソフトバンクが連敗を3で止めた。一回に山川の適時二塁打で先制。柳田が四回に4号ソロ、七回には2点適時打を放った。5投手で無失点リレーし、再三ピンチで粘った東浜が5回を投げて2勝目。西武は連勝が3でストップした。
(共同通信)