巨人が逃げ切る　大城卓三が先制二塁打＜プロ野球＞巨人―ヤクルト

　巨人の大城卓が一回に先制の2点二塁打を放った。ヘルナンデスと岡本和が続けて四球を選んだ2死一、二塁で、中堅フェンス直撃の大きな当たり。石川の立ち上がりを攻略し「積極的に打ちにいった」と満足そうに話した。

　2試合連続の複数安打。「いい感じでやれている。継続していきたい」と気を引き締めた。（東京ドーム）

　阿部監督（10勝目の菅野に）「ナイスピッチング。15、16勝できるように頑張ってほしい」

　高津監督（菅野を攻略できず）「簡単に四球を出さないし、簡単に連打を許さない。難しかった」

　西田（五回に適時打）「うまく打つことができた」

　巨人―ヤクルト17回戦（巨人10勝7敗、14時、東京ドーム、41752人）
　ヤクルト
　　000010000 │1
　　20000002×│4
　巨人
▽勝　菅野16試合10勝2敗
▽S　大勢23試合1勝1敗17S
▽敗　石川7試合1勝3敗
▽二塁打　大城卓、丸
▽犠打　長岡、岩田
▽犠飛　岡本和
▽盗塁　岩田（5）門脇（8）
▽失策　太田
▽試合時間　2時間33分

　【評】巨人が逃げ切った。菅野は制球良く7回5安打1失点で2年ぶりの2桁となる10勝目。打線は一回に大城卓の2点二塁打で先制し、八回は坂本の適時打などで2点を追加した。ヤクルトは粘った石川を打線が援護できなかった。

（共同通信）