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与那原大綱曳き 3Dで迫力体験 資料館にシアター、沖縄県内2例目


与那原大綱曳き 3Dで迫力体験 資料館にシアター、沖縄県内2例目 お披露目された与那原大綱曳360度3Dシアター=18日、与那原町の与那原大綱曳資料館
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 【与那原】与那原町の与那原大綱曳資料館で、与那原大綱曳が3次元映像で体感できる「360度3Dシアター」が導入され、18日に同資料館で発表会が開かれた。円筒形のシアターの内壁がスクリーンになっており、3D眼鏡をかけて立体的な映像を鑑賞できる。6台のスピーカーに2台のオーディオアンプで迫力ある音声も体感できる。資料館営業時間中はいつでも無料で体験できる。

 同シアターの県内での導入は具志川火力発電所電気科学館に次いで2例目。映像は2023年に撮影された5種類で、道ジュネーや綱が運ばれる様子を参加者の視点で捉えている。

 同資料館は与那原町社会福祉センター2階に22年に移転オープンした。与那原大綱曳に使用される綱や太鼓などを展示しているほか、綱作りや旗頭体験もできる。

 与那嶺斎館長は「新たなツールを活用して伝統文化の継承につなげ、観光客にも与那原の魅力を伝えていきたい」と述べた。

(普天間伊織)