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沖縄初場所大物と強豪激突 具志川大闘牛 30日に石川ドーム、見どころ満載


沖縄初場所大物と強豪激突 具志川大闘牛 30日に石川ドーム、見どころ満載
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 具志川大闘牛大会(具志川闘牛組合主催、琉球新報社共催)が30日、午後1時からうるま市石川多目的ドームで開かれる。注目のシーの1番は、徳之島から移籍の大物牛・友羽総業八宝(元・基山八宝)が沖縄初場所で強豪牛・剛毅と激突する。その他には封切り戦の亜華梨豪鬼と馬天白冠の対戦、シーの7番の今年デビューしたてのルーキー牛同士の対戦など、見どころ満載の大会となっている。入場料は男性3千円、女性2千円、中高生千円、小学生以下無料。

 友羽総業八宝
 剛毅

 友羽総業八宝は2020年3月に徳之島でわずか43秒で対戦牛を圧倒、華々しくデビュー戦を飾った。翌21年の正月大会で2戦目にして中量級タイトルに挑戦すると、当時のチャンピオン戦闘牙狼を撃破し初の王座に就いた。

 その後は、来空のがっちゃん、池田牛昇進王、福田青空、ちび大将王、哲己大力、源勝菜(天心☆大空)と多くの強敵の挑戦を退け6度の防衛に成功。中量級タイトル争いは圧倒的強さの友羽総業八宝の独壇場が続くと思われた。しかし昨年10月、閻覇に15分の激闘の末に敗れ王座陥落となった。その強靭(きょうじん)な首力とガン角から繰り出すカケ技、ツキ・ワリ、速攻を武器に、新天地沖縄で再び輝きを取り戻すのか注目したい。

 対する剛毅は闘牛ファンにはすっかりおなじみだ。

 昨年は大会に最多出場を果たし、今年に入ってもすでに4試合を戦っている。直近では4月に全勝工業カキヤーに5分弱で敗れている。剛毅の長所は、何と言っても負けた後の試合でも闘志が衰えず全力で挑むところだ。格上の友羽総業八宝に得意の腹取り一発で大金星獲得なるか。

 (平川智之通信員)