【那覇】台湾東部沖地震災害の被災者支援のため、県内離島の特産品を取り扱う沖縄リラリズム(那覇市)の安里仁代表は6月上旬、与那国産の長命草を練り込んだ乾麺「長寿草麺」100袋を台湾・花連市に贈った。
安里さんは、長寿草麺は保存期間が1年と長いことや、避難生活で不足しがちなビタミンやポリフェノールを多く含むことから、被災者の役に立ちたいと考えたという。
長寿草麺は、安里さんの義母で「家庭料理の店イヴワン」(那覇市首里石嶺町)のシェフを務める大工和子さん=同後列左=の助言で開発した。
「離島を応援したい」とも話す安里さん。長命草の粉末や麺などの商品はインターネットで販売しており、県外を中心に販売数が伸びている。販売先は県外がほとんどだという。長命草の粉末や麺、西表島の黒紫米はイヴワンで購入できる。
(中村万里子)