第12回夏の全島闘牛大会(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)の組み合せ発表が10日午後、うるま市の石川地域活性化センター舞天館で、各闘牛組合長や牛主、多くの関係者が出席するなか行われた。大会は8月11日、午後1時対戦開始、うるま市石川多目的ドームで開催される。大注目の中量級、軽量級の優勝旗争奪戦に加え県内各地から粒ぞろいの精鋭牛が選抜され全20頭10番の好取組が出そろった。
事前に関係者立ち会いの下行われた中量級(950キロ以下)、軽量級(850キロ以下)のタイトル戦の計量ではチャンピオン、チャレンジャーともに体重オーバーなどの異常はなかったとの報告もなされた。
中量級優勝旗争奪戦は、同階級では圧倒的強さで確固たる地位を築く王者黒獣王に、前試合で下馬評を覆す金星を挙げた実力牛・心美花形(元・闘勢神玖)が挑戦する。
軽量級優勝旗争奪戦は、春の全島闘牛大会で初のタイトルを手にしたしんちゃんが初防衛をかけて、闘志の陰りによる引退の危機から這(は)い上がってきた長堂畜産葵冠と激突する。
シーの3番の5連勝中と勢いに乗る若手牛・伊波重機☆白嵐と軽量級の強豪牛・琉仁昇龍(元・昇(マチー大城)龍)の対戦も目が離せない大激戦が予想される。
(平川智之通信員)