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260人参加が楽しく避難訓練 うるま・塩屋 福祉事務所対象に


260人参加が楽しく避難訓練 うるま・塩屋 福祉事務所対象に 新浜レオンさんの歌声に聞き入る避難訓練の参加者ら=6日、うるま市の塩屋公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城 文

 【うるま】うるま市の塩屋自治会(東恩納英樹会長)は6日、区内にある福祉事務所10団体などを対象に、避難訓練をした。塩屋地域は海抜が低く、土砂災害警戒区域にも該当している。4月に発生した台湾地震の避難で、子どもやお年寄りが通う福祉事務所における迅速かつ危険箇所を避けながらの避難に課題が残り、訓練を実施した。訓練後には、カレーの炊き出しや歌手・新浜レオンさんの歌謡ショーもあり、楽しみながら取り組んだ。

 避難訓練は午前11時から始まった。参加者約260人は各事業所から塩屋公民館へ向けて歩き、経路や途中の地形、要所を確認した。東恩納自治会長は「事業所同士が知り合いとなり、共に助け合うことも狙い。地域で防災の意識を高めたい」と話した。

 公民館に到着後はカレーが振る舞われた。カレーの炊き出しがひと段落ついた後は、新浜レオンさんが登場し、子どもたちとカレーを食べたり、会話したりした。新浜さんが新曲「全てあげよう」や「捕まえて、今夜。」を歌うと、参加者は手拍子と歓声で応えて大盛り上がりに。訓練に参加した金城瑠唯さん(14)は「カラオケの映像に出た人が目の前にいる」と喜んだ。

 新浜さんの公民館訪問に携わった高屋優うるま市議は「参加者の記憶に、楽しさと避難経路の注意点が残れば」と訓練の成果が実ることを祈った。

 (玉城文)