「罪悪感ゼロ」追求した限定弁当 オーナーはアスリート工房副代表 カフェ&バー ザイゼロ(浦添市)<うちなー味まーい>121


「罪悪感ゼロ」追求した限定弁当 オーナーはアスリート工房副代表 カフェ&バー ザイゼロ(浦添市)<うちなー味まーい>121 「サーモンのパン粉焼き」がメインの日替わり弁当の中(700円)
この記事を書いた人 Avatar photo 藤村 謙吾

 浦添市宮城の「cafe&bar zaizero(カフェ&バー ザイゼロ)」は、罪悪感ゼロで食べられる、高タンパク質で低脂質な日替わり弁当を、1日20食限定で提供する。オーナーは、陸上競技を続けながら「アスリート工房」で副代表を務める比嘉勤子さん(54)。「ミセスオブザイヤー2024」沖縄大会ではグランプリの栄誉に輝いた。比嘉さんは「陸上選手を続けるため、食べ物も大切。体に良い食事は、自分のためだけでは続かないが、食べてくれる人を思えば続けられる」と開業理由を話す。

罪悪感ゼロで食べられる弁当の店「cafe&bar zaizero」の比嘉勤子さん=9月30日、浦添市宮城

 取材日の弁当は、豆乳で作った手作りマヨネーズをかけた「サーモンのパン粉焼き」がメイン。ゴーヤーのつくだ煮、オクラ炒めなど6種の副菜が、雑穀米の上にカラフルに並ぶ。味付けはどれも優しく、のみ込む度に体が喜ぶのを感じられる。「安心して食べてほしい」との思いから、食材は県産、国産にこだわり、冷凍の素材は一切なし。油はオリーブオイルやごま油、味付けにはこうじや島マース、きび砂糖を用いる。

 比嘉さんの夢は、不登校の子たちも行きたくなるような楽しい学校を作ることだ。比嘉さんは「子どもたちの気持ちが安らぐような、給食を食べさせてあげたい」と目を輝かせた。

 営業時間は午前11時半から午後2時半。売り切れ次第終了。定休日は日曜日(不定休)。住所は市宮城4の12の8。弁当は550円から。フレーバーコーヒー(500円)などドリンクとセットで購入した場合に限り、店内で飲食可。電話090(9789)4448。

 (藤村謙吾)