【北谷】北谷町宮城在住の安里猛さん(45)は1月31日、雄大にジャンプするザトウクジラを自宅から撮影した。
安里さんはこの日、遊覧船が海岸から近い距離に停泊しているのを不思議に思い、自宅からその様子を眺めていたという。クジラが水中から勢いよく飛び出すと、夢中でシャッターを切った。
遊覧していたのは、嘉手納町のダイビングショップ「JAMマリンクラブ」の船で、クジラは、出港前に陸から確認できるほど、浅瀬で泳いでいたという。担当者は「豪快なジャンプを至近距離で見られるのは珍しい」と話した。
ザトウクジラは夏にロシアのカムチャツカ半島周辺海域で餌を食べ、冬は繁殖や子育てのために奄美や沖縄、小笠原諸島、フィリピンに移動する。