働く女性、活躍できてる?「子育てはマネジメント」「女性の活躍もっと記事に」本紙記者が座談会


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女性の働き方を考えるオンライン記者座談会で語る(右上から時計回りに)呉俐君記者、沖田有吾記者、玉城江梨子記者。聞き手は慶田城七瀬記者(同上)

 3月8日の国際女性デーに関連して、琉球新報は本紙記者によるオンライン座談会「女性の働き方を考える」を収録し、YouTube公式チャンネルで配信した。経済面連載「企業の『女性力』~働く現状と課題」取材班から編集局政治経済グループの呉俐君(う・りじゅん)記者と沖田有吾記者、デジタル編集グループの玉城江梨子記者が参加した。

 連載企画を提案した呉記者は、パートナーと2人で育児と仕事に追われる日々の中で「企業で働く女性たちは本当に活躍できているのか知りたかった」と取材のきっかけを語った。また、本紙の経済面に企業役員の男性が取り上げられることが多いと指摘し「女性の活躍を取り上げた記事をもっと載せたい」と語った。

 県内主要53社の管理職や役員の女性登用調査を担当した沖田記者は「企業にも(女性登用が)大事なことだという意識が広がっていると感じた。家事育児を妻に頼っている自分を振り返る意味でも良い取材だった」と述べた。

 サンエーの育児と仕事の両立支援を取材した玉城記者は、子どもの体調に合わせて仕事の段取りや見通しを立てるという面で「子育てがマネジメントそのもの」という実感を語り、「女性は仕事で活躍できる時期と出産や育児の時期が重なる。子育てするより前の早い時期にマネジメント経験を積ませた方がいいという、サンエーの人材育成の方針に目からうろこだった」と話した。

(慶田城七瀬)

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 オンライン座談会の様子は、琉球新報のYouTube公式チャンネル(https://youtu.be/UDbc05plPMA)で視聴できる。