政治

警視庁機動隊を初投入 シュワブゲート前 衝突激化で逮捕者

ゲート前で座り込んで新基地建設反対を訴える市民らを排除する機動隊員ら=4日午前6時55分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前(花城太撮影)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設をめぐり4日、警視庁の機動隊員100人以上が米軍キャンプ・シュワブゲート前での警備活動に投入された。ゲート前に県外の機動隊が加わるのは初めて。従来多くて100人規模だった警備体制がこの日は200人超に膨らんだ。ゲート前の市民と機動隊員とのもみ合いで、抗議していた60代の男性が機動隊員を足蹴(あしげ)にしたとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。転倒して救急搬送される人も出るなど現場は激しく混乱した。

 建設に反対する市民らはこの日、最大約210人が集まり、機動隊員に向かって「東京に帰れ」などと声を上げた。
 警視庁機動隊員らを乗せた輸送車は午前6時20分ごろにキャンプ・シュワブ内に到着。県警を含む機動隊員ら200人超が午前6時55分ごろから、座り込む市民約130人の排除を試みたものの完全にはできず、約30分後に一時撤収した。その間、工事車両1台、作業員を乗せたとみられる車数台がゲート内に入った。
 午前9時ごろには排除に対抗するため国道の中央線に沿って立ち並んだ市民と、それを歩道へ押し込めようとする機動隊が衝突し、転倒者が続出した。その際、仁尾淳史さん(23)が地面に後頭部を打ち、救急搬送され後頭部打撲と急性頸椎(けいつい)症で1週間の安静と診断された。公務執行妨害で逮捕された60代男性は容疑を否認している。男性は拘束前、市民と機動隊双方に混乱を収めるよう拡声器で呼び掛けていた。
 一方、新基地建設が予定される大浦湾海上での目立った作業は確認されなかった。シュワブ内の陸上部分では重機による作業が見られた。
英文へ→Tokyo riot police join security at Camp Schwab; protester arrested in scuffle