第13回宮良長包音楽賞(琉球新報社主催)の贈呈式と祝賀会が9日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。宮良長包音楽賞は吹奏楽指導者の屋比久勲さん(76)、同特別賞は沖縄中央混声合唱団(主宰・嶺井政三)に贈られた。
贈呈式で富田詢一琉球新報社長が表彰状と記念品、副賞としてミンサー織を贈呈した。
選考委員長の久高友之さん(那覇市民吹奏楽団常任指揮者)から選考の経過報告が行われ、翁長雄志知事のあいさつを大城壮彦県文化スポーツ統括監が代読した。
「これまで出会ってきた生徒や周囲の人のおかげだ。多くの生徒から指導法を学んできた。“吹奏楽の神様”と言われるが、私にとっては生徒が神様だ」と話した屋比久さんは「この賞に恥じないように音楽界、吹奏楽界に今後も貢献していきたい」と喜びを語った。
沖縄中央混声合唱団の団長・外間早苗さん(54)は創立50周年の節目の年に受賞できた喜びを話し、「ベテランから若い団員まで、一つになり独自のサウンドとして続いていくことを信じている。今後も精進して活動していく」と力強くあいさつした。