【動画あり】ゆいレール3両化へ災害対応訓練 職員や消防隊員など80人参加 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新車両に搭載された垂直式救助袋を使用した避難訓練=8日午後、那覇市鏡水(又吉康秀撮影)

 沖縄都市モノレール(ゆいレール)と那覇市消防局、沖縄総合事務局運輸部は8日、8月に予定される3両編成新車両導入を前に、新車両を想定した災害対応合同訓練を那覇空港駅で実施した。ゆいレール職員52人、消防隊員21人に、沖縄総合事務局職員を加えた約80人が参加した。

 訓練は、送電設備のトラブルで停電し、駅間で停車した車両に乗客が取り残された想定で実施した。車両停止に気付いた乗務員が119番通報した後、新車両に搭載された垂直式救助袋(脱出シューター)を使い、10人の乗客を避難させた。現場に到着した消防隊は乗務員と連携し、ロープを使って車両に到達し、自力で避難できない乗客1人を救出した。

 那覇市消防局の上原正彦警防課長は「今日の訓練は相互の連携強化につながる。訓練を積み重ね市民や利用者に安全・安心に過ごせるよう、連携と協力をお願いしたい」と講評した。
 (藤村謙吾)