【渡名喜】渡名喜港で17日、アオウミガメの救出が行われた。産卵を控えたカメが、満潮時に港内の消波ブロックに誤って接近し、そのまま身動きが取れなくなったとみられている。
村民から連絡を受けた役場職員らが現場に駆け付け、重機を用いて救出。カメは弱った様子だったが、無事に海の中へ戻った。
救出に参加した村所属地域おこし協力隊員の刑部(おさかべ)結さんは「炎天下で身動きが取れなくなっているカメの様子を見て、早く助けてあげたかった。重機の助けでやっとカメが海に戻ることができ、うれしさで思わず泣きそうになった」と話していた。
村では5月にも呼子浜でアオウミガメの救出劇があった。(笹原ナナ通信員)