「勝利重ねて長い夏に」 嘉手納ナイン、甲子園へ決意


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甲子園に向けて健闘を誓う(前列左から)嘉手納の大石哲汰、大城堅斗、仲地玖礼ら=26日、那覇市天久の琉球新報社

 8月7日に開幕する第98回全国高校野球選手権大会に出場する嘉手納の大石哲汰主将や大蔵宗元監督らが26日、琉球新報社を訪れ、夏は初出場となる甲子園へ意気込みを語った。嘉手納は2010年春以来の甲子園で、春夏通算2度目。大蔵監督は「大きな声援と多くの支えを力にして選手権大会の優勝を勝ち取ることができた」と感謝し「甲子園では地域の結束の強さを示せるような戦いをしたい。勝利を重ねて長い夏にしたい」と意気込んだ。

 大石主将は「嘉手納は安定したピッチャーがいて、打線は勢いに乗ったら爆発力がある。甲子園に行っても持ち味を生かして全力プレーで頑張りたい」と意欲を見せた。副主将の大城堅斗は「甲子園ではピッチャーがいいリズムをつくり、打線が援護できるように、1勝目指して頑張りたい」と抱負。

 エースの仲地玖礼は「県大会決勝のようにピッチャーが抑えて、バッティングも振る時はしっかり振れれば、甲子園でも勝てると思う。できなかったところを練習して甲子園で一戦一戦頑張っていきたい」と決意を語った。

 同校の上原俊幸校長、豊原啓人部長、県高野連の上原昇会長、又吉忠理事長が同行した。

 ナインは8月1日に出発。同4日に組み合わせ抽選会がある。