首里城下 華やか 琉球王朝古式行列 


この記事を書いた人 新里 哲
華麗な琉装に身を包み首里城公園周辺を練り歩く「古式行列」=3日午後、那覇市首里(具志堅千恵子撮影)

 首里城祭(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社、首里振興会)は最終日となった3日午後、那覇市の首里城公園と公園周辺で琉球王朝祭り首里「古式行列」が行われた。

 古式行列は琉球国王が国の安寧と五穀豊穣を祈願するために、首里城下にある3カ所の寺を参詣する「三ケ寺参詣行幸(さんかじさんちーすねーい)」の行列を再現したもの。華麗な琉装に身を包んだ国王と王妃をはじめ、摂政、三司官らが首里城御庭(うなー)から守礼門、龍潭(りゅうたん)通りを練り歩いた。

 初めて古式行列を見学した宮城朝太君(5)と朝理君(4)は、行列にくぎ付けになった。弟の朝理君は「いつか王様役をしたい」と話し、国王の歩き方をまねして遊んだ。