琉球新報新本社ビル落成記念事業「ミュシャ展―アール・ヌーヴォーの華」(琉球新報社主催、浦添市教育委員会共催)が17日午前、浦添市美術館で始まった。5月6日まで。沖縄での本格的なミュシャ展は25年ぶり。19世紀末の欧州で建築や工芸、絵画などの芸術に流行した様式「アール・ヌーヴォー」の代表的な画家・デザイナーのアルフォンス・ミュシャ(1860―1939)が手掛けたポスターや絵画など約400点を展示している。
17日午前の開会式で展示作品を出品したコレクターの尾形寿行さん(OGATAコレクション所蔵者)は「日本ではなかなか集められない作品をドイツに住み、集めた。25年ぶりに沖縄でミュシャの作品を紹介できることを幸せに思う」と語った。
展示作品を鑑賞した浦添市立浦城小6年の豊元大斗君(12)と上原貫太君(12)は「絵の細かさがすごい」「色使いが一つ一つ細かい」と見入っていた。
会場内は写真や映像の撮影が可能でSNSへの投稿も歓迎している。【琉球新報電子版】