入砂島駐機は米軍AH1Z CH53がプロペラ搬出か


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プロペラ部分が外された米軍のAH1Z攻撃ヘリコプター=10日午前11時3分、渡名喜村の入砂島(又吉康秀撮影)

 【渡名喜】米軍の射爆撃場である渡名喜村の入砂島(出砂島射爆撃場)に数日間駐機したままのヘリが、米軍のAH1Z攻撃ヘリコプターであることが10日、分かった。本紙記者が確認した。機体側面には白いテープのようなものが貼られ、機体番号は見えない。

 渡名喜村の住民らによると、10日午前9時ごろ、米軍のCH53E大型ヘリコプターが入砂島に着陸し、同10時半ごろに飛び立った。ヘリの周辺に置かれていたプロペラ部分やローターは10日午後には見えなくなっており、CH53大型ヘリで運ばれたとみられる。

 沖縄防衛局は米軍に確認しているが、10日までに回答はない。在日米軍を監視する市民団体「リムピース」の頼和太郎編集長は「不具合を簡単には直せないのではないか。ローターを外すのは、空輸する場合に多い」と述べ、米軍が今後、ヘリを空輸して撤去するとの見方を示した。