サンエー浦添西海岸パルコシティ開業の27日、4千台の駐車場が午前9時の開店から3時間弱で「満車」になった。その後も100%の駐車率が続き、駐車場内をぐるぐる回って空きスペースを探す車が多く見られた。沖縄県警によると、渋滞のピークは午前10時10分。その後は周囲の渋滞は見られなかったという。サンエーは週末に最大の来店客数があるとみて、対策に取り組む。
午前11時すぎ。サンエーの担当者は「あと300台で4千台が埋まる。その後は車が出た所に入っていく“椅子取りゲーム”で、道路に車がたまるかもしれない」と視察に来た浦添署の警察官に説明した。
午前は道路沿いで助手席から下りる人や、駐車場内でハザードランプを点滅させて空きを待つ車両もあった。
県警交通規制課によると、ピーク時の北向けは那覇市の安謝交差点から、南向けは宜野湾市の大謝名交差点から浦添市の城間交差点へ渋滞が続いた。城間から入った県道港川道路も混雑したが、それ以降は「周辺の渋滞は見受けられなかった」という。
一方、駐車場内で自分の車が見つけられない人も多く出た。入店に1時間半以上かかったという那覇市の30代女性は「もっと早く出てくれたら、スムーズに入れるかも」と指摘した。
サンエーの担当者は「お客さまに迷惑をかけた時間帯もあった。週末のピークに向けて反省点を整理して、影響が少なくなるよう取り組みたい」と述べた。