ハワイから第1陣 チャーター便で245人


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大勢の親戚や友人らの歓迎を受けるハワイの県系人たち=10日夕、那覇空港国際線の到着ロビー

 13日に開幕する第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)に参加するハワイの団体第1陣245人が10日夕、チャーター便で那覇空港に到着した。空港には親戚や友人、沖縄ハワイ協会、県職員らが熱烈に歓迎。「メンソーレ」「アロハー」の掛け声とともに大きな拍手が湧き起こり、ハワイの県系人は手を振ったり握手を求めたりして喜びをかみしめていた。

ハワイからは1100人近くが参加予定。
 ハワイの第1陣を出迎えようと、飛行機の到着予定30分前には国際線ターミナル到着ロビーに大きな人だかりができた。ハワイの県系人たちの姿が見えると、ロビー内に指笛が響き渡った。熱い歓迎ぶりに県系人たちは満面に笑み。手を上げ、久々に会う親戚や友人たちを見つけると、がっちり握手し、抱き合った。
 上原良幸副知事は「ウチナーンチュであることの喜びと誇りを、140万県民とともにつないでいこう。一人一人が主役になって大会を盛り上げてほしい。素晴らしい思い出をつくってください」とあいさつ。
 沖縄からハワイへの最初の移住から111年。現在、約9千世帯の会員を擁するハワイ沖縄連合会の仲宗根ノーマン正明会長は「素晴らしい歓迎に感謝する。沖縄はエネルギーにあふれていることが分かった。たくさんの友人や思い出をつくることをとても楽しみにしている」と礼を述べた。
 出迎えに来た親戚と会い、感激の笑顔を見せた島袋八重子さん(72)=1世、豊見城市出身=は「うれしい。最高だ。たくさんのウチナーンチュたちと巡り合い、交流したい」と興奮気味に語った。
 大会には各国から過去最多の約5200人が参加する予定。12日は那覇市の国際通りで前夜祭パレードをし、16日まで県民と交流する。