那覇市役所新庁舎落成 市勢の発展誓う


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那覇市の新庁舎落成を祝い、くす玉割りでオオゴマダラを放つ出席者ら=22日、那覇市泉崎

 那覇市は22日、2010年から泉崎で建設を進めてきた市役所新庁舎の落成式を催した。翁長雄志市長は、新庁舎完成と中核市移行を機に「職員一丸となりサービス向上にまい進していく」とあいさつし、市勢の発展を誓った。

新庁舎は1月4日から業務を始める。
 新庁舎は地上12階、地下2階建て。総事業費89億円。主な通路の段差をなくすなどバリアフリー化を図ったほか、免震構造を採用し防災面での対策を強化。壁面や屋上を緑化した。
 上原良幸副知事は、新庁舎を拠点に「沖縄振興、地方自治の発展に貢献してほしい」との仲井真弘多知事のあいさつを代読した。
 式典では設計・施工に携わった35社や、旧庁舎の植物を預かった「緑の里親」34人に感謝状も贈った。
 23、24の両日午前10時から午後4時まで、新庁舎の市民見学会も行われる。
 一方、市健康推進課と保健所準備室は来年4月の中核市移行を前に、23日に県中央保健所に引っ越し、25日から同所で業務を行う。中核市移行に伴う保健所業務の引き継ぎを急ぐ。