福笹作り 願い込め 護国神社


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
短冊や縁起物を笹に結ぶ巫女たち=26日、那覇市奥武山町の護国神社
短冊や縁起物を笹に結ぶ巫女たち=26日、那覇市奥武山町の護国神社

 ことしも残すところあと5日となった26日、那覇市奥武山町の護国神社で年末恒例の福笹(ふくささ)作りが始まった。

 おはらいと安全祈願を済ませた後、16人の巫女(みこ)が「平和祈願」などと書かれた5種類の短冊と、ひょうたんや小判などの縁起物を丁寧に笹に結び付けて福笹を作った。来年の干支(えと)「巳(へび)」の絵馬を取り付ける破魔矢(はまや)作りも行われ、初詣に向けて準備が進んでいる。

 同神社では、27日までの2日間で福笹を千体、破魔矢1万体を作る。巫女の上原望可(みか)さん(19)=沖縄女子短期大学1年=は「福笹を手にする家族の方々が、平和に1年を過ごせますようにとの願いを込めて作っている」と話した。